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FPネットワーク神奈川は、神奈川県内に在住するファイナンシャル・プランナーによる地域貢献活動を目的に発足しました。

FPNK☆★カルチャークラブreport

2017年7月1日


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  FPNK☆★カルチャークラブ    2017年7月1日配信

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FPネットワーク神奈川からの、セミナー開催のお知らせです。
◇このお知らせは、FPNKのセミナー等に参加され、ご案内をお送りしてよいとお返事をいただいた方へお送りしております。

こんにちは。初めにFPNKの事務所移転についてお知らせです。旧事務所より3分ほど桜木町寄りにある八洲(やしま)学園大学の7階に、6月より移転いたしました。
相談だけでなく、少人数のセミナーであれば事務所内で開催できるので、企画がまとまりましたらお知らせいたします。

さて、ドナルド・トランプが米大統領に就任して半年。大方の予想を覆す結果になったにも関わらずアメリカの株価は市場最高値を更新中、日経平均株価も20,000円前後と好調です。
テレビや新聞でも「投資」や「運用」という言葉をよく耳にするようになりました。今回のコラムのテーマは「投資信託」です。

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<<投資信託についてありがちな誤解3つ>>  ファイナンシャルプランナー *****

ドナルド・トランプが米大統領に就任して半年。大方の予想を覆す結果になったにも関わらずアメリカの株価は市場最高値を更新中、日経平均株価も20,000円前後と好調です。
テレビや新聞でも「投資」や「運用」という言葉をよく耳にするようになりましたが、今回のテーマは「投資信託」です。
お客さまと「投資信託」の話題になった時に、「あ、まだまだ投資信託に対する誤解があるなあ。」と感じることがよくあります。そんな「誤解」のうち、いくつかをご紹介します。

<設定>

●登場人物
甲さん…これから投資信託の購入を考えている。
乙さん…既に何種類かの投資信託を保有している。

●投資信託
 A投資信託…新規販売される投資信託。a証券が販売する予定。
 B投資信託…基準価格が5,000円で毎月50円の分配をしている。
 C投資信託…1年間に20%上昇。
 D投資信託…1年間に15%下落。

<ケース1>
甲さんは取引のあるa証券の営業マンから、今月新規販売のA投資信託を勧められました。営業マンから「A投資信託は今後の成長が見込まれる分野への投資であり新規の設定なので、かなり成果が期待できる。」と勧められ、購入に前向きになっています。ただ、毎月分配であるB投資信託にも魅力を感じており、どちらにしようか迷っています。

【誤解?】新規設定=成果が期待できる、ではありません。
新規設定される投資信託を、系列の証券会社が販売に力を入れるのはよくある事ですが、新規に設定されるからと言って「儲かる」とは限りません。また、新規設定の場合は目論見書と販売用資料で勧誘を行いますが、目論見書はかなり難解な文章が並ぶ分厚い本ですので、ほとんどの営業マンは「販売用資料」を用いて勧誘を行います。販売用資料は文字通り「販売するための資料」ですので、値上がりを強調する語句は多く書かれていますが、ネガティブな内容はほとんど書かれていません。

【誤解?】毎月分配型は魅力的?
B投資信託は毎月50円の分配、つまり年間600円の分配をしています。基準価格(B投資信託の価格)は5,000円ですので、いわゆる「分配金利回り」は12%です。この「12%」という数字だけみるととても魅力的な投資信託に見えますが、分配金だけに注目しすぎると大きな間違いを起こす可能性があります。毎月分配型の投資信託の中には、「本来分配金として払い出しができないにも関わらず実力以上の分配金を出している」ものがあります。実力以上の分配金を払った場合は、逆に基準価格を下げる事で調整を行います。つまり分配金を受け取っても元金が削られている場合があるということです。実際の運用がどのように行われているのかチェックする事がとても大切です。既に運用されている投資信託の場合は「月次報告書」などで運用状況の確認ができます。

<ケース2>
乙さんは、現在C投資信託とD投資信託を保有しています。好調なアメリカ株を買いたいので、利益が出ているC投資信託を解約してその購入代金に充てようと考えています。

【誤解?】利益が出ている=解約した方がよい、ではありません。
日本の投資家の特徴として、「利益が出たら売却して、損しているものは売却したくない」という傾向が強いように思われます。利益が出て(儲かったので)売却するのはとても気分が良いものですが、本来は「今後も利益が継続して期待できるかどうか」がポイントです。現在損をしているD投資信託が今後もあまり期待できないのであれば、損をしてでもD投資信託を解約する方が良いかも知れません。取引している金融機関も「損をして解約させるのは良くない」という社内規則のようなものに縛られて、将来性より現時点での損得だけに焦点を当てて取引を勧める場合があります。損得勘定だけでなく、「これから値上がりが期待できるかどうか」という点をよく判断して、継続保有か売却か検討していただきたいものです。

今回は、
・新規設定の投資信託
・毎月分配型投資信託の分配金
・上昇している投資信託を解約するかどうか

以上3つをご紹介しましたが、投資信託や株式などの運用に関する「誤解」はとても多いのが現実です。特に投資信託は、その商品性が難解で運用の中身がなかなか分かりにくかったりするものですね。長いお付き合いになるわけですから、「充分に理解して、楽しい」投資を心がけるようにしましょう。


■無料セミナーのご案内━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・‥‥‥………
本年度もゆうちょ財団より助成金をいただき、無料セミナーを開催いたします。
詳細は次回以降ご案内いたします。日時と仮テーマは次の通りです。

テーマ:「備えて安心 すまいるセミナー」
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お楽しみに!

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現在、無料相談は行っておりません。
行政等の助成金による無料相談開催が決まりましたら、カルチャークラブ通信にてお知らせいたします。

★個人相談(有料)
FPネットワーク神奈川の会員がファイナンシャルプランニングにかかる家計相談をお引き受けいたします。
料金は初回のみ最初の30分2,500円、以降30分ごとに5,000円(一般消費者向け)です。
※相談員をご指名いただく場合は各会員個別の料金設定にて承ります。
※訪問ご希望の場合は交通費実費を別途申し受けます。


最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
次回の「カルチャークラブ」もどうぞお楽しみに!
FPネットワーク神奈川では今後もセミナー・FP資格取得講座など、新企画を続々リリースいたします。

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